三方よし通信

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【社長コラム】新年のご挨拶

 

新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は大変お世話になりました。本年も旧に倍しますご支援、ご鞭撻の程、お願い申し上げます。

 

さて、今年も変化の大きな一年となりそうです。
何と言っても1月のトランプ大統領の就任でしょうか。トランプ氏からは閣僚候補が発表されたり、他国への関税や紛争終結などを発信されていますが、果たして実際にはどのような動きになるかまだ専門家の予想も分かれています。我が国への影響も未知です。
その他、4月〜10月に開催される関西万博、7月の参議院議員選挙、9月の世界陸上(東京)とイベントも目白押しです。また中国との間でビザなし渡航が解禁されますので中国からの旅行者が増え、インバウンド需要はさらに活況となりそうです。

その一方で2025年には団塊の世代がすべて75歳以上の後期高齢者となります。国民の5人に1人が後期高齢者という「超高齢化社会」時代がいよいよ到来します。
これまで日本経済を牽引してきた団塊の世代もいよいよ、働き手としても消費の主役としても存在感を急激に薄めていくのは間違いありません。これを基に私は社内では2025年くらいからさらに国内経済は厳しくなるだろうとの予測を出し、長く社員さんと共有して参りました。長期経済低迷につながるだろうと。短期的に観ましても今年もインフレが続き、賃金UPも不可避のようです。まさに経営者にとっては正念場です。

新年早々暗い話ばかりするつもりもございません。利上げしたり、インフレになるということは負債の価値が将来下がるという意味でもあります。思い切って投資するのも一つです。また昨年から倒産、廃業も増えており、淘汰が進み、競争環境が緩む可能性もあります。
変化があれば危機に陥る可能性もありますが、それと同じくらい機会も生まれます。広くアンテナを張って、これら変化の中でお客様にさらにお役立ちできる機会を探したいと思います。昨年よりも必ず今年の方が皆さまのお役に立てる企業になることをお誓いしたいと思います。
末筆ながら、お客様企業、その従業員様、そしてそのご家族のご多幸を心より祈念申し上げます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。