三方よし通信
バージンシール(封緘シール)の役割は、①フタを閉めただけでは不安定な物を留めることと、②未開封である保証となることの2つがあります。留めるだけの用途として使う場合は、透明ネーマーという素材を使ったバージンシールが最も人気です。未開封の保証のために使う場合は、改ざん防止素材を使っての作成がおススメです。
一般的な長方形や楕円形であれば既存の型を使用して作成が可能です。
オリジナルの型を作成すれば、星やハートなど特徴的な形も作れますし、ミシン目を入れる事もできます。
主な使用用途としては、化粧品に貼る、パッケージの開封部分に貼る、封筒などの封緘用に貼る、等が挙げられます。
バージンシールは、透明シール素材、改ざん防止素材で作成されることが多く、白ベース、金・銀ベース等、様々な素材で作成できます。
バージンシールの中でも、一般的で、お安く作成できるのが、透明シール素材のバージンシールです。シールの厚みは、25µm、38µm、50µmがございます。
化粧品のボトルに貼る用途の場合、25µmや38µmが人気です。
25µmは大変薄いため、場合によってはシール台紙から剥がす作業が手間になることもあります。お菓子の詰め合わせやラーメンセットなどパッケージの開封部分に貼る場合は、50µmが人気です。50µmは厚みがありしっかり貼り付けることができますが、曲面には不向きです。
透明バージンシールに指紋が目立ってしまうお悩みに
「貼り付け作業で糊面に付いた指紋が目立ってしまい、意匠性が損なわれる」といった問題でお悩みの方に、オススメのシール素材もございます。
特殊技術で製造された「ロイヤルマット透明」は、表面が梨地のエンボス柄になっており、貼り付け時にどうしても付いてしまう指紋が目立ちにくいのが特徴です。
指紋の目立ちにくさを比較しました。
*左が通常の透明シール、右が「ロイヤルマット透明」になります。
特に、黒や銀色等の色付きの箱にバージンシールを貼る場合、通常の透明素材だと指紋が目立ちやすいため、「ロイヤルマット透明」がオススメです。
お急ぎの場合や、コストを安く抑えたい場合は、[シール印刷 Yahoo!店] で既製品の購入がオススメです!
▼ 既製品の購入はこちら
開封したことが一目で分かる、改ざん防止素材を使ってバージンシールを作ることもできます。改ざん防止素材には、大きく分けて3つのタイプがございます。 貼った物に文字が転写されるタイプ、シール自体に文字が現れるタイプ、シールが裂けるタイプです。
▼ 貼った物に文字が転写されるタイプ
バージンシールは、印刷が無い無地の物が多い印象があります。
貼る対象物の意匠性を損なわないようにと、無地素材が好まれていると思われますが、もちろん無地でなければいけない、という決まりはございません。
貼る対象物のイメージに合わせて、ロゴや文字等を印刷したオリジナルのバージンシールを作成することができます。
「商品購入時までは留めていたいけど、購入後は開けやすくしたい」というような場合には、ミシン目加工が有効です。型をオリジナルで作成しますので、必要なサイズで必要なところにミシン目加工を入れる事ができます。
「ミシン目を入れずに剝がしやすくしたい」という場合には、バージンシールの一部に白印刷と糊殺し加工を施し、剥がしやすくすることができます。どこから剥がしたらいいのかが視覚的に分かりやすく、商品購入後のお客様に優しいシールといえます。