株式会社丸信

三方よし通信

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【社長コラム】五方良し経営

先日、Web受講にはなりましたが、『日本でいちばん大切にしたい会社』の著者、坂本光司先生のご講演を拝聴しました。拝聴させていただくのは2回目です。

テーマは「五方良し経営」。

三方良し経営は我々も目指しており、一般的にも馴染みがあると思うのですが、坂本先生は五方良し経営を提唱されています。その五方とは、

①社員とその家族
②社外社員とその家族
③現在顧客と未来顧客
④地域や地域の社会的弱者(障がい者や高齢者)
⑤株主・関係機関

今回特に先生が重視していらっしゃるのは②と④です。

②の社外社員とは仕入先や外注先のことです。弊社にも多くの仕入先や外注先があります。特に自社と同規模以下の仕入先、外注先に対しては、その会社だけでなく、その会社の社員さんやそのご家族にまで配慮すべきとのお話でした。

支払いは翌月20日の現金払い、一方的に値切らない、ちょっと暇になったからといって外注から内作に切り替えない等々です。

④の地域や地域の社会的弱者の方についてですが、「社会的弱者を助ける為に貴方は健常者として生まれてきたのです」というのが先生の一貫したご主張です。

障がいのある方を法定雇用率を超えて雇用するのは当然として、最低賃金の除外申請もせず、きっちりと給与を払う。外注先として、障がい者施設に発注する場合は相場よりも高い工賃をお支払いするなどです。

70分の講演は衝撃的かつ自分の経営のやり方の変更を迫られる内容でした。私は反省すべき点多数で詳細は申しませんが、早速いくつか方針変更させて頂きました。

「利益は空気や血液のようなもので、それなしでは企業は生存できないが、それ自身は企業の目的には成りえない」とドラッカーも述べています。自社利益第一に陥ってはダメだと強い示唆を頂きました。

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