株式会社丸信

三方よし通信

三方よし通信

【印刷コラム】GP認証を取得しました。

丸信は9月30日、グリーンプリンティング(GP)の認定工場になりました。簡単にいうと環境に優しい印刷会社の証しです。当社ではさまざまな環境活動を行っていますが、GP認定制度では作業者の健康、水質汚染や省エネへの取り組みが重要になります。機械も資材も、できる限り環境に良いものが推奨されます。

GP認定を取得したことで、当社の印刷物にもGPマークを入れられるようになりました。当社ではこれ以外に、FSC認証マークやノンVOCインキマーク、丸信独自のカーボンゼロマークをはじめ、材料によっては間伐材マークなどさまざまなマークを入れることが可能です。

今回面白いと感じたのは、西洋と日本の環境に関する考え方の違いです。FSCは西洋から来た流れで、森林管理に重点を置く仕組みです。まるで、紙を農作物のように計画的に作り、常に植林することで自然破壊や地球温暖化を防ぎます。

一方のGPは日本独自のもので、紙のリサイクルに着目し、リサイクル率が重要視されます。森林伐採を防ぐという考え方です。以前、ヨーロッパではリサイクルの過程で必要となる溶解や漂白のために、水や熱、薬品を大量に使うことを良しとしないと聞いたことがあります。

日本でもリサイクル原料を全く使用していない間伐材などから森林認証紙が作られたり、ヨーロッパも一部の紙はリサイクル100があったりするようなので、商品コンセプトに合わせて、さまざまな環境製品のご提案やお役立ちができるように日々取り組んでまいります。

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